お疲れ様です。もこ太郎です。
10/4(金)の日本市場時間外、もこ太郎の愛して止まない吉野家ホールディングス(9861)が、大幅な業績修正を発表しました。
最高で3061円もの高値がついています。
…(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
その理由は、以下の通り。
20年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益を従来予想の5.5億円から30.2億円(前年同期は3.3億円)に5.5倍もの上方修正、増益率が65.7%増→9.1倍に拡大する見通しとなりました。
なお、通期の経常利益は従来予想の15億円(前期は3.4億円)を据え置いたとのことです。
上方修正の幅がギャグかよwwwというレベルです。
会社側からの【修正の理由】
当第2四半期累計期間においては、売上高は吉野家が牽引し、
前回の予想を40億66百万円上回る見込みです。
主因としては、吉野家において創業120周年施策として販売した、
牛丼の新サイズ「超特盛」「小盛」、
コラボ商品「ライザップ牛サラダ」、
希少なサーロインを使用した「特撰すきやき重」
がテレビ・メディアで大きく取り上げられたことにより
販売数が伸長したことに加え、
6月に実施した「テイクアウト80円引き」などの販売施策も計画を上回り、
既存店売上高が前期と比較し106.9%と好調に推移したことによるものであります。
損益面につきましては、吉野家の増収などにより、
営業利益は前回予想を26億36百万円上回る29億36百万円、
経常利益は前回予想を24億73百万円上回る30億23百万円、
親会社株主に帰属する四半期純利益は前回予想を18億29百万円上回る18億79百万円と、
当初予想を大幅に超過する見込みとなりました。
なお、通期連結業績については、国内外の政治経済環境の業績に及ぼす様々な影響が想定され、上期の好業績はあるものの予断を許さない状況であります。
国内においては10月に行われた消費増税・軽減税率の導入、海外においては米中貿易摩擦や展開地域における地政学的リスク増大などの影響や、
日米貿易協定による原材料価格等々の業績動向の不透明感が増大しており、
それらを踏まえて、通期連結業績予想については現時点では、
前回発表数値の修正は行わないことといたしております。
これらの与件等々が業績に与える影響を見極め次第、修正が必要と判断した場合は改めて開示する予定です。
いやー、すごいですねぇ。
上方修正前の数字がめちゃくちゃショボく見えてしまいますが、
例年で言うと別におかしくもない数字なわけで、
それだけ今回の上昇幅が空前絶後だったということですね。
EPS(1株辺りの利益)なんて、0.8円⇒29.1円と、実に38倍です。
こりゃあ増配とかも期待できるんじゃねぇか?
という声もチラホラと確認できますし、私自身もちょっとは期待していますが、
最後のほうに書いてた
「上期の好業績はあるものの予断を許さない状況であります。」
という魔法のワード。
これが気になるんです。
この言葉、よく組合の執行部として会社と賃金交渉してる時に飛び出してきた言葉なんですが、
「今後の安定的な給与(配当)を守る為に、給与の改定(増配)には応じられない。」
的な経営者の自己保身満載の回答が頭をちらついて仕方ないです。
確かに、言っているとおり、先行き不透明な部分はあると思います。
しかしですよ?
じゃあボーナス(記念配当)でもいいからいっぱい出せよって言っても、
「ボーナス(配当)が業績に随時連動される形式になるのであれば、減益時にボーナス0(無配)となる。それでもいいか?」
なんて言い出す始末。
じゃあ、減益時に経営陣全員クビな!!(#゚Д゚)ゴルァ!!
なんて、最終戦争(ハルマゲドン)に到達する前に、
組合上層部と会社側がなぁなぁの仲良しごっこでおしまいになるという典型的なパターン。
ホンマ日本の会社ってクソですわ。株主にも従業員にも還元しないとかカスですよカス。
それに迎合する労働組合も存在価値なしです。全部つぶれてしまえ
…おっと、脱線してしまいましたが、折角の好修正なのに、
変に守りに入った言葉が混じったせいで、素直に喜べない状態です。
とはいえ、目の前の株価上昇はホンモノです。
営業利益も経常利益も爆上げです。
時間外取引の価格がそのまま本場所に来るわけじゃないですが、間違いなく週明けは上がるでしょう。
仮に、仮に3,000円まで上がったとしましょう。
私の平均取得単価は1,006円です。
…3倍ですよ3倍。
1単元(100株)で考えたら20万円の含み益となります。
年間の配当は20円/株。1単元で2,000円。
優待は1単元の保有で、300円の優待券が10枚。それが年2回。6,000円分です。
配当と優待合わせて、計8,000円。
仮に3,000円で利確したとしたら、20万円の利益です。(税抜き)
実に25年分の優待(と配当)相当となります。
…これは流石に迷うぜぇ…
今年の優待はもらえることが確定しているので、
比較計算するなら34歳からですね。
25年後と言えば、59歳です。
THE 定年間近ですね。(将来的に定年引上げがあるかもしれないけど)
今利確してもサラリーマンの間に貰える優待分は確保できる、
という計算になります。
今でこそ会社の帰りに吉野家に寄ったりしていますが、
定年後はわざわざ吉野家(というかこの手の外食全般)には、
行かなくなっている、もしくは行く機会が激減している気がします。
もうちょっと高価格帯の外食に気軽に行けるようになっている(といいなぁ)
はずなので、わざわざ選択肢に入れることは無くなっているでしょう。
消化機能の低下もありえるから、行きたくても行けない、という可能性だってあります。
たまに懐かしさで行く程度かな?
そうなると、とても優待券の消化は無理ですね。
となると、本格的に売却を検討してもいいころあいかもしれません。
変わりに何を買う?
日本円での配当目当てならJT(2914)、KDDI(9433)、オリックス(8591)あたり?
年間の配当が、
JTなら154円/株。1単元で15,400円。
KDDIなら110円/株。1単元で11,000円。
オリックスなら76円/株。1単元で7,600円。
オリックスならちょっと手出ししたら2単元買えるので、2単元の15,200円で計算してもいいかも知れませんね。
いずれも吉野家を保有し続けるよりも、年間の配当だけでリターンが上回ります。
そう考えると結構魅力的ですねぇ…
ただの勘でしかありませんが、吉野家ホールディングスは、
今年の決算であまり伸びずに終わりそうな気がしています。
となると、これからしばらくは過度に期待されることになるので、
市場に失望された瞬間2,000円前半まで落ち込む、なんてことも有り得ると思うんです。
週明け早々に売ることはしないつもりですが、
3,500円を超えることがあれば流石に売ってしまうかもしれません。
それでも迷いそうですが…
なんだかんだで、もこ太郎は吉野家の大ファンです。
クソみたいなコラボして絶望したり、
玉子の再三の値上がりに絶望したり、
バイト時代は美味しかったのに、ここ最近のマッズイ味噌汁に絶望したりしていますが、
mocomocotarou.hatenablog.comやっぱり牛丼チェーンではダントツで吉野家が好きです。
mocomocotarou.hatenablog.com株価が爆上げしたら、そりゃ~もちろん嬉しいですが、
それで利確するのを躊躇ってしまう自分もいます。
もちろん購入したのは優待目的ですが、
と言う側面もあるのです。
私の投資暦と共に歩んできた、愛着のある銘柄でもあります。
投資にそのような甘っちょろい情は不要だ!と思われるかもしれませんが、
中々割り切れる物ではありません。
流石に業績悪化に伴って優待が廃止になったりしたら、
泣く泣く手放すことになるんでしょうが、
既に配当と優待で投資額の半分以上は回収できています。
体調の関係で吉野家で食べられなくなるか、
経営悪化でどうしようもならなくなるまで、付き合っていくような気がしています。
あぁ~!!悩ましい!!
こんなことで悩むくらいなら、業績好調になんてならずにずっと低調で良かったのに…
あ、もちろん優待廃止にならない程度にね。
次回もまた見てくださいね。
もこ太郎でした。
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