お疲れ様です。もこ太郎です。
資産運用を始めるまでは、考えることもなかったことがあります。
それは、遺産相続です。
資産運用が頭になかった時は、自分が相続できるほどの資産を残せると思っていませんでした。
ただ、今ならそれなりに資産を築ける…気がします。
そうなると、できるだけ無駄なく相続することも考えたいじゃないですか。
まず基本的な部分ですが、
相続する遺産が3600万円以上になると、相続税が発生する可能性が出てきます。
その計算式は下記の通りです。
基礎控除額
=3,000万円+600万円×法定相続人の人数
相続する、という話なら最低でも一人は相続人がいるだろうということなので、
3600万円が最低ラインなのでしょうね。
あくまでも現時点ですが、もこ太郎の相続人は
妻、子二人、兄弟二人の5人なので
3000万円 + (600万円 × 5人) = 5000万円
となります。
ドライな考え方になりますが、遺産相続ということで、
もこ太郎の寿命近辺を想定しているため親は考慮から外しています。
ちなみに法定相続人の範囲は下記の通りです。
法定相続人の範囲
配偶者:必ず法定相続人となる
第一順位:子供・孫(直系卑属)
第二順位:父母(直系尊属)
第三順位:兄弟姉妹(傍系血族)
(上位順位の人が健在の場合は、下位順位の人は法定相続人にはなりません)
順当にいけば、子供たちに孫がいると想定できますが、この世の中です。
結婚をしない選択肢もあるでしょうし、子供を作らない選択肢もあるかもしれません。
勿論、子供に恵まれない可能性だって十分にあります。
どのような形であれ、子の判断であれば最大限尊重したいとは思っています。
まぁ、種の保存の観点からせめて1人ずつは「期待したい」ところではありますが…
未来の経済状況は今よりひどくなるのは明白なので、
無理強いだけはするまいと、今のうちから覚悟は決めておきます。
…とこの話をしだすと盛大に脱線するのでこの辺で。
一応1人ずつ孫ができたと仮定した場合、法定相続人は7人になります。
その場合は基礎控除額は7400万円にまで増額されます。
とはいえ、もこ太郎自身の寿命ということなので、
兄弟、妻はそれぞれヨボヨボ or 他界済みということも想定できますが、
考えたらキリがないので全員生き残っていてもらいましょう。
一応(皮算用ではありますが)もこ太郎の目標到達金融資産額は5000万円超です。
株式資産のみの計算なので、現預金等は予想が付きませんが、まぁ多くて1000万くらいとしたいところですね。
この時点で合わせて6000万円。
ここから、現在の持ち家(マンション)を相続時に保有しているのか、
はたまた有料老人ホームに引っ越して処分しているのかはわかりませんが、
どちらにせよ現金化が必要なので、ほぼ半額になったと仮定して、
評価額2000万円とします。(流動性が低いので敢えて高めで想定しています)
これで8000万円です。
今の想定だと600万円が課税対象になってしまいますね。
600万円だと大したことないな…1000万円以下の遺産相続には10%の相続税が掛かります。
よく聞く話だと、妻に半分、その他に折半?という形になるんでしょうか?
となると、妻に300万円、その他6人に50万円の課税相続という形になりますね。
配偶者への相続は、1億6千万円までであれば非課税となる特例があります。
エキゾチィィーック・ジャパーン!!これは2億4千万だけどね
と言う訳で、妻は非課税です。
なんだったらあと1億5千7百万円も相続できちゃう!!できないけど
その他の相続人は50万円の相続なので、
各自5万円の相続税を払ったらオールクリア、です。
…うん、まぁ庶民の相続なんてこんなもんだよね。
全然心配する必要なかったよ。
ただ、忘れちゃいけないのが、
もこ太郎が寿命を全うした場合を想定しているということです。
あまりしたくない想定ですが、
子供たちだけが存命のパターン、というのも十分に有り得ます。
(平均寿命的に妻はまだ残ってくれていそうですが。)
その場合は一気に法定相続人が4人まで減ります。
オマケに配偶者の特例も使用できない状態です。
基礎控除額は5400万円まで減り、2600万円が課税対象になります。
4人で均等割したところで、一人650万の課税対象が発生します。
それでも1000万円以下で10%なので、相続税は65万ですね。
一人頭約2000万円の相続に対して65万円なので、払ってもらってもいいんですが、
どうせなら節税を図りたいですよね。
よく考えたらマンション(2000万円で試算)が現金化できない場合、
古いマンションを相続させられた上に、
手持ち資産から65万円も取られるわけですから、残された遺族にとっては溜まったもんじゃありませんよ。
と言う訳で、どうやって節税するのか。
それはもう生前贈与しかありませんよね!(他にもあるのかな…?)
生前贈与だと、年間110万円までは非課税で贈与できます。
とはいえ、満額を毎年贈与していると、
税務署に否認される恐れもあるので、やり方は色々と考えないといけません。
また、上記で発生する相続遺産は、
基本的に自分が悠々自適な生活を送るために必要な資産です。
5000万円超の金融資産も、配当金で楽しく生きるための資産です。
1000万円の現預金等も、即金が必要な時にすぐ動けるようにある程度は保有しておく必要があるでしょう。
不動産(保有マンション)にしても、早々に有料老人ホームに入りでもしない限りは、
自分が暮らしていくために必須です。
( ^ω^)・・・
じゃあ生前贈与できねーじゃねーか!!
ここまでだと確かにそうですね。
ただ、こう考えれば対応可能じゃないでしょうか?
毎年約100万円ずつの株式を生前贈与する。
贈与した株式から手に入る配当金は、もこ太郎が死ぬまで、もこ太郎に渡す。
子供・孫に毎年100万円分ずつ贈与すれば、10年間で4000万円分の贈与が可能です。
これなら、相続税の悩みともほぼおさらばでしょう!
裏切られたら一瞬で詰むけどな
もちろん株式の移管にはその都度手数料が必要となるので、
10年間ずっと生前贈与に全力ブッパするのではなく、
法定相続人の状況を勘案しつつ、相続税が必要ない範囲で生前贈与していくことになるとは思います。
この仮定なら相続税のことを考慮して6年とちょっとで十分ですね。
自分の子供は金融教育頑張るけど、孫までは責任持てないのが、
この手法の怖いところでもありますが…
仮に生前贈与した皆が理解を示してくれたとしても、
毎年子供と孫にたかるウザいおじいちゃんの完成じゃないですかやだー。
実際には必要な時だけ仕送りしてもらうような形になるんでしょうか…?
まぁ、寿命近辺になると、もしかしたら贅沢する元気(欲望)もなくなって、
手持ちの資産と年金で余裕綽々になるかもしれませんしね。
そうなればスーパーありがたがられるおじいちゃんの完成ですよ!
HA~HAHAHAHAHA!!皮算用が過ぎる
なんだかんだで、まだまだ30代の若輩者の意見ですので、
超長期的な視線をお持ちの方からのアドバイスがあれば是非とも教えてください。
次回もまた見てくださいね。
もこ太郎でした。
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