お疲れ様です。もこ太郎です。
本日は、私が保有したいと考えている銘柄についてご紹介します。
【SO】サザン・カンパニーです。
米国株の個人投資家には高配当銘柄として割と有名ですが、
日本に住んでいると馴染みがない銘柄だと思います。
それもそのはずで、同社はアメリカ南部で事業展開をしている電力会社だからです。
事業内容は、発電、電力の卸売り、小売が中心です。
大半の売り上げは電力によるものですが、電力関係以外にも、通信サービスも展開しています。
日本(というか私が住んでいる関西)に当てはめてみると、
関西電力が電気の発電、送電及び、電力の卸売、小売をしていて、
子会社であるケイ・オプティコムが光通信サービス(eo光)を関西圏に提供しているようなものでしょうか?
(関西在住の人以外にはピンとこないかも・・・汗)
私が【SO】の事を保有したいと思ったのは、SO自体の事はよくわからないけど、
地元の電力関係の事ならある程度わかっているからです。
2011年の東日本大震災で福島第一原子力発電所がメルトダウンによる大災害を引き起こした事を引き金に、
日本中の電力会社の株価が大暴落しました。
事故を起こした当事者である東京電力に至っては短期トレードのマネーゲームに利用される有様で、
原発は絶対的な悪であると、世間は声高に叫んでいました。
関西電力は発電の大半を原子力発電に頼っていた為、当時の世論による原発の全停止の影響をモロに受けて業績は悪化し、
株価は2000円前後から一時500円前半にまで暴落しました。
そして業績の悪化に伴い、年間1株あたり60円あった配当も無配となり、
さらには政府による発送電分離による逆風を受け、電力会社\(^o^)/オワタ
というような状況でした。
それが、2019年の今の状況を考えてみるとどうでしょうか?
株価に関しては、浮き沈みを繰り返しながらですが大体1600~1700円まで回復しています。
配当に関しては、年間1株あたり50円まで復活してきました。
まだまだ原発事故以前の水準という訳ではありませんが、これだけの逆境に晒されながらの復活劇に、
電力(公益)セクターのすさまじいまでの底堅さを感じました。
そんな関西電力の営業利益率は4%前後、日本の電力会社で一番営業利益率が高いのが中部電力の6%前後です。
対して、【SO】サザンはいかがでしょうか?
なんと、この10年間平均して、脅威の25%!
もうね、電力事業の底堅さを実感した後にこんな数字見せられたら投資せざるを得ないですよね!
そして米国では20%越えの営業利益率は特別珍しいわけではありません。
日本ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの大手通信事業者が20%越えの利益率を出したら、政府が介入して値下げ要求してきます。
ありえん・・・政府が足引っ張ってるんじゃねーの?
・・・少し脱線してしまいましたが、【SO】の気になる配当利回りは4.78%です。
4%越えているのでいい水準ですね。
ただ・・・つい最近全体的な株安相場の時に一時的とはいえ5%を越えているのを見ているので、少し欲が出てしまいます。
私が買うときには5%になってないかな・・・
配当性向は80.5%で公益セクターの安定性を考えるとまだまだ増配余力はありそうです。
連続増配年は17年です。これだけでも実に魅力的なんですが、
なんと約70年間減配していないのです。
もうね・・・好き!
インカムゲイン投資家としてこの銘柄を嫌う事ができるであろうか、否!断じて否!(反語)
欲を言えば、40$前半で買いたいですが、リセッション入りするまでは中々チャンスがないかなぁ・・・という気がします。
欲を掻きすぎて機会損失になることは避けたいですし・・・ここは手数料負けしない程度に分散投資が懸命でしょうかね・・・?
公益セクターとしては、もう一銘柄【NGG】ナショナルグリッドが気になっているのですが、それは次回の記事で。
次回もまた見てくださいね。
もこ太郎でした。
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