お疲れ様です。もこ太郎です。
先日実家に帰った際、タイトルの話題になりました。
私の母なんですが、ちょうど今年で65歳になります。
つまり、現時点の年金制度における年金受給開始年齢ですね。
年金については今回初めて話をしたわけではなくて、
以前からちょいちょい話をしていたんですが、
今回の話し合いで大きく方針が変更となった部分があるので、
同じような状況にある人の参考になればいいな、と思ってブログ記事にしました。
女性でずっと専業主婦だった場合、受け取れる年金額は
家庭にもよりますが大体年額90万円ほどになるそうです。
私の母も若干の違いはあるものの(下振れしてた…)、
「このまま」受給開始すれば年間で約90万円の年金を受け取れるそうです。
結婚するまでの短い間とは言え厚生年金に加入していたし、上振れすると思ってたんだけどなぁ。
まぁいろんな要素があって複雑だろうから気にしないことにしましょう。
過去のことよりも今、そしてこれからのことです!
貰える金額についてはともかく、今回の本題です。
上でもちらっと書いた通り、
「このまま」受給開始すれば年金受給額は約90万円となります。
父の分もあるとはいえ、併せて250万くらいかな?
老夫婦が暮らしていく分には十分とは言えませんね。
そこで母が着目したのは年金の繰下げ受給です。
年金の制度の中には、
受給開始を遅らせることで今後受け取れる年金額が増加する、
という制度があることはご存知でしょうか?
それが本制度なのですが、受給開始時期を1ヵ月繰下げる毎に受け取れる年金額が0.7%増加していくというものです。
1年繰下げたら8.4%増加し、最大の5年繰下げたら、
なんと42%も増加するという夢のような制度です。
(ちなみに5年以上繰下げても42%から増えることはありません)
90万円が42%も増えたらそれは凄いことですね!
年額にして約128万円となり、これが一生続くとなれば結構美味しい!
…ように思いますが、本当にそうでしょうか?
1年繰下げたときに増える8.4%。
経済成長率が長期的に見て7%に収斂するという話から考えると、
確定で8.4%増えるというのはかなり魅力的に思えます。
ただ忘れてはいけないなのは、受給額を増やすためには受け取り時期を繰り下げる必要がある、ということです。
年間で約90万円貰えるところをグッと我慢しなければならないということです。
死ぬまでずっともらえるとは言っても、ずっと生きていけるわけではありません。
最大限繰下げたあと、70歳から受給して71歳で死んでしまったらなんと勿体ないのでしょう。
貰えなかった分の元を取るには何年必要なのか。
その答えは12年です。
満額(100%)を12年で割ると8.33…%になります。
1年繰下げて66歳から受け取った場合、
繰下げずに65歳から受給開始と比べると、
77歳の年の最後の年金を受け取ったタイミングで僅かに(1か月分くらい?)総額が上回ることになります。
この元を取るのに必要な期間は何年繰下げても一緒です。
2年繰り下げても3年繰り下げても、元を取るまでの期間は12年間です。
増える年金が複利ではなく単利だからですね。
元を取った後は大きな差ができますが、寿命は永久に続きませんからね…
最近は平均寿命も上がってきていて、私の周りでも100歳超えてるおばあちゃんがたくさんいます。
残念ながらおじいちゃん達は90歳前後で…
そう考えると元を取った以降ずーっと増えた年金をもらえるのは大きいですよね。
私の母もそれを見越して、できるだけ将来の不安を無くそうと繰り下げ受給に前向きでした。
というか60歳の時点で繰り下げ受給の申込をしており、
65歳になる今年以降は、受給申請をしなければ自動的に繰下げされるという状況になっていました。
以前の私であれば、長生きしなければならないものの、
8.4%も増えるならいいんじゃない?と思っていたでしょうが、
資産運用を始めたことで、果たしてそれが最適解なのかを考えるようになりました。
ここまで書くだけで結構長くなってしまったので前後編に分けます。
次回もまた見てくださいね。
もこ太郎でした。
にほんブログ村 更新の励みになります。応援のポチっといただけると嬉しいです。50位以内が目標です。